増毛とは、人工毛を使用し、今以上に髪にボリュームアップさせて見せる方法です。
増毛の方法も、3タイプあります。

1つ目は、自毛に人工毛を結びつけて行う「結毛式」です。
仕上がりは自然で、人気の方法です。
たくさんの増毛メーカーやサロンで行うことができます。
自毛を利用して施術するため、極端に髪の本数が少なかったり、髪の毛が生えていない場所にはできません。
前段階で育毛を行い、結毛するための自毛の状態が適した状態になったら、施術することができます。
この結毛式では、増毛したい部分を理想のボリュームにするために、1本の髪の毛に結びつける人工毛の本数を選ぶことができます。
メーカーやサロンによって、また1本の自毛に結びつけた本数によって、メンテナンスの頻度は変わってきます。

2つめは、自毛に特殊な糸を編み込んで土台を作り、そこにウィッグを取り付ける「編み込み式」です。
なんだか複雑そうですが、頭皮を覆うカツラとは違い、つけたまま地肌も洗えるとのことですし、通気性も良いです。
編み込んでいる部分は注意して洗わなければいけませんが、取れにくく、スポーツなどをしても大丈夫とのことです。
自毛が伸びてくるとその分土台も浮いて来てしまうので、1か月に1回程度、メンテナンスが必要です。

3つ目は、人工毛を植え付けた薄いシート状のものを頭皮に直接貼り付ける「接着式」です。
自毛を利用しない方法のため、自毛が生えていない部分にも使用することができ、増毛が可能です。
施術もほかの方法よりは、短時間で済みます。
専用の接着剤を使用しますので、ごくまれに肌に合わない場合もあるようです。

シートをしっかりと頭皮に密着させるため、取り付ける頭皮の状態によっては自毛を剃る場合があります。
頭皮に直接貼り付けるので、シートの状態によって、1,2か月ごとのメンテナンスが必要になってきます。
中には自分で取り外しのできる脱着タイプもあります。
セルフメンテナンスができるのでお手軽ですが、メーカーやサロンで施術してもらうよりは、接着力は若干低くなります。
インターネットなどでも、この自分で取り付けるタイプは販売されていますが、髪の色や質の選択は素人にも難しいですし、より長持ちさせたいのであれば、やはりプロに施術してもらうのがおすすめです。
増毛方法にも、実はいろいろな種類があります。
しっかり比較検討したりプロに相談したりして、自分に最適な増毛方法を選んでくださいね。