増毛した際、自分の髪に悪いことはないのか、とても気になりますよね。
理想のヘアスタイルにしたいと思っても、「薄毛が進行しないのか」「髪に負担はかからないのか」など、不安に感じている人も多くいるでしょう。
実際に、今ある自毛への影響は、どの程度あるものなのでしょうか。
まず、人工毛を自毛に結毛させることで生じる、自毛への重さの負担は、さほど気にしなくて良いようです。
この重さの問題は、増毛を検討する際、多くの人が抱えやすい不安ではないでしょうか。
なぜ人工毛の重さは気にしなくてよいのか、それは自毛が無理に抜ける際にかかる重量は50~100gほどで、それに対して人工毛1本の重さの多くは0.002g以下と、大きく違うからです。
そう考えると、少し安心できますよね。
そもそも人工毛というものは、人毛より軽量のものがほとんどです。
さらに、人毛は濡れると水分を吸収し重量が増加します。
しかし、人工毛は水分を吸収しにくい素材でできているものが多いので、洗髪後でも、人毛ほど重量が増加することはありません。
ですので、増毛施術後に日常生活を送っていても、人工毛の重さによって健康な頭皮から生えている自毛が大量に抜け落ちるということは、考えにくいようです。
もちろん、健康な自毛でも成長サイクルにより必ずいつかは抜け落ちます。
しかし、通常では抜け落ちるタイミングではない健康な自毛が、増毛の施術を受けたとたんにごっそり…ということは、まずないと考えて良いかと思われます。
ただ、ブラッシングや洗髪などの際に、ブラシや指に結毛部分がひっかかった場合は、その箇所に大きな負担がかかり、最悪の場合は自毛と一緒に人工毛も抜けてしまう場合があります。
こちらの可能性の方が、人工毛の重さで自毛が抜けてしまう可能性よりも高いです。
自毛は1本でも、そこに人工毛が複数本結びついている状態ですので、最初はたくさん抜けたように感じて、ぎょっとする人もいるでしょう。
そういったことにならないよう、メンテナンスは定期的に行いましょう。
自毛が伸びて、結毛部分が根元から離れてしまえば離れてしまうほど、手櫛などで結毛部分がひっかかりやすくなり、自毛に負荷がかかり自毛ごと脱毛してしまうリスクは高まります。
また、今まで洗髪が雑だったなぁと自覚している人は、サロンで増毛施術してもらった際に教わる洗髪方法を、しっかりと実践する必要があります。
乱暴な洗髪は頭皮を痛めるだけでなく、増毛した箇所にも負担を与えます。
正しくメンテナンスをし、頭皮も髪も大切に扱うことを心がけましょう。
そうすることで、増毛後の理想のヘアスタイルが、自毛への負担が最小限で、長く維持することができます。