増毛する際、希望の場所に好きなだけ髪を増やすことができるのでしょうか。
今現在、ほぼ自毛が生えていない場所でも、フサフサにすることは可能なのでしょうか。
薄毛に悩んでいる部分は、希望通りの髪の量に近づけたいものですよね。
増毛というのは、自毛を利用して人毛や人工毛を結毛させたり、編み込んだりする方法をとります。
結毛式の増毛は、健康な状態の自毛の根元に人毛や人工毛を結びつけて行う方法ですので、自毛が生えている場所でないと増毛を行うことはできません。
また、土台となる自毛が理想の状態でなければなりません。
自毛が極端に細かったり、すぐに抜けてしまったりするような元気のない状態ですと、増毛したものも一緒にすぐ抜け落ちてしまう可能性が高くなりますので、増毛の施術を受けることは望ましくありません。
自毛の状態が増毛に適していない場合でしたら、まず自毛を健康な状態にするための育毛から始めることとなります。
編み込み式ですと、増毛したい場所を囲むようにして周りの健康な自毛に土台を作り増毛する方法ですので、増毛したい場所を囲むような形で自毛が生えていることが望ましいです。
回りくどい言い方をしていますが、例えば、後頭部が円形に薄くなっており、周りには自毛が生えているという状態です。
ですので、編み込み式の増毛法は、後頭部の薄毛にも取り入れやすい増毛方法といえるでしょう。
本数についてですが、結毛式の増毛ですと1本の自毛に対して2~6本結毛させるのが一般的です。
あまりに多い本数を結毛させますと、自然な仕上がりになりにくいですし、結毛の結び目が大きくなり日常生活で引っかかりやすくなるため、自毛もろとも抜けてしまう原因になってしまいます。
「もっと髪をたくさん増やしたいのになぁ」と考えている人でも、1本しか生えていない自毛に対して6本の結毛により1株で7本になり、それが何十倍・何百倍になるわけですから、十分に髪のボリュームアップを実感できるでしょう。
編み込み式でしたら、自毛1本1本に対しての上限というものはありません。
増毛したい部分以外の、自毛が生えている部分と馴染む、違和感のない程度の増毛本数を自分で決めることができます。
気になる薄毛部分は、増毛によりどの程度ボリュームアップさせることができるのか、なんとなくイメージできたでしょうか。
髪や頭皮の状態により選ぶ増毛方法も、どこからスタートさせるのが適しているかも変わってきます。
まず自分の今の髪や頭皮の状態をしっかり理解し、プロに相談しながら最適な増毛本数を検討し、薄毛が気になる部分にアプローチしましょう。