増毛施術後、地毛が伸びてきたときはどうするものなのでしょうか。
増毛法によって若干異なりますが、メンテナンスにより理想のヘアスタイルを維持していくというのは共通しています。
増毛部分は、編み込み式や結毛式は地毛の根元付近に取り付けます。
シートタイプですと、地肌に直接貼り付けます。
ですので、自毛が伸びてくるに従い、増毛部分はどうしても、地毛の根元から浮いてくるような感じになってきてしまいます。
そして、編み込み式や結毛式は増毛部分が根元から離れれば離れるほど、密着感が無くなり浮いた感じや膨らみが出るなど、ヘアスタイルは不自然な仕上がりになってしまいます。
ですからサロンにて、増毛部分を自毛が伸びてきた分だけ根元側に戻すというメンテナンスが、必要になってきます。
結毛式も編み込み式も、根元付近に増毛部分を取り付け直すのです。
結毛式は地毛に結び付けていた毛をずらし付けなおし、編み込み式ですと増毛部分を土台から取り外し、洗浄などを行い、また取り付けなおします。
結毛式や編み込み式は、日常生活で増毛部分が外れないように、プロの手によってしっかりと取り付けられていますので、自分でただ無理やり根元にずらして戻し、自己流メンテナンスを行うというのは、まず不可能といえるでしょう。
シートタイプの増毛法でしたら、シートの取り付けなおしをします。
シートタイプですと、地毛が生えている部分に増毛する場合、シートを張り付ける前に自毛を剃る場合がありますので、地毛が伸びてくるにしたがい、シートが浮きやすく、はがれやすくなってしまうのです。
また、どの増毛法も共通して、増毛のため取り付けた毛自体は伸びることがありませんが、自分の毛は当然伸びますので、伸びた分だけカットすることも必要です。
ほとんどの増毛サロンで、カットも含めたメンテナンスを受けることが可能です。
増毛は地毛が伸び、施術から時間がたてばたつほど、ヘアスタイルが不自然になったり、増毛部分が外れやすくなるなどのリスクが高まってきてしまいます。
また、地毛が伸びたまま放置しすぎますと、絡まりやすくなってしまったり、地肌の健康状態を把握できず、思わぬトラブルが起きていても気が付けない場合もあります。
しかし、いづれの増毛法も、地毛が伸びてきても適切なメンテナンスを行えば、安心して増毛を続けていくことが可能です。
地毛が伸びてきた場合はしっかりとメンテナンスを受けて、トラブルのない理想的なヘアスタイルを長く楽しんでいきたいものですよね。
