増毛はいったい何本までできるのか、気になりますよね。

結論から言いますと、増毛の本数制限はないとのことです。
ただ、1本の自毛に100本結毛させることはできませんし、健康な自毛が生えているところに結毛させるのが条件ですので、その人なりの最適本数というのはあります。
自毛1本に極端に多い本数を結毛させると、引っ掛かりやすくなったりして、自毛が抜けるリスクが高まります。
また、不自然に見えやすくもなります。

そもそも増毛するために必要な毛髪は、自分の頭に何本くらいあるのでしょうか。

日本人の毛髪の平均本数は、約10万本と言われています。
個人差もありますが、多い人では約13~14万本、少ない人では6~7万本だそうです。
また、薄毛が進行していればこちらの本数以下になることもあるかと思います。

人工毛は、1本の自毛に2~6本結びつけるのが一般的です。
こちらは希望のボリュームによって、選択します。
ですので、単純に計算すると「自毛の本数×1本あたりに結びつけることのできる人工毛の本数」というのが、増毛本数の最大数になるかと思います。
薄毛が気になる場所や、頭皮の状態にもよりますので、ここまでの本数を取り付ける方はなかなかいらっしゃらないかと思いますが。

薄毛の状態や希望のボリュームによって、本数はそれぞれの人で大きく違ってきます。
無論個人差はありますが、薄毛が気になる部分が少ない場合や、ほんの少しだけ増やしたい場合などは、1,000本程度結毛させるだけでも、十分効果を実感できるとのことです。
少しずつ増毛させていくと、周りにも気づかれにくいですし、どの程度必要なのか、自分でもわかりやすいですよね。

剃りこみ部分、俗にいうМ字部分の薄毛が気になりだいぶ進行した場合や、おでこの部分が広く気になる場合は、約2,500~3,000本程度の結毛が必要になります。
М字部分の薄毛がさらに深く進行し、頭頂部付近まで達している場合は、最低でも5,000本以上の結毛が必要です。
反対に、後頭部から円形に薄毛が進行している場合は、約2,500~4,000本の結毛が必要になります。
後頭部からの薄毛が広範囲に及ぶ場合は、8,000本程度の結毛が必要な場合もあります。

これらはあくまで目安なので、実際にプロに相談した時に何本増毛すると自分の理想のボリュームになるのか、じっくりと考えてみましょう。
限界まで増毛させたい場合は、頭皮環境を整えることも含めて、しっかりと自分の希望も伝えましょう。